BIS(Bank for International Settlements / 国際決済銀行) とは、各国の中央銀行の協力を促進し、国際的な金融の安定を目指す国際機関です。 「中央銀行の中央銀行」 と呼ばれます。
BISの基本情報
| 項目 |
内容 |
| 設立 |
1930年 |
| 本部 |
バーゼル(スイス) |
| 加盟中央銀行 |
63行(2025年時点) |
| 主な役割 |
中央銀行間の協力促進、金融安定 |
| 職員数 |
約600人 |
BISの主な機能
| 機能 |
内容 |
| 中央銀行間の協力 |
金融政策・金融安定に関する議論の場 |
| 金融規制の策定 |
バーゼル銀行監督委員会の事務局 |
| 調査・研究 |
国際金融に関する調査報告 |
| 銀行業務 |
中央銀行向けの預金・貸付サービス |
| 統計 |
国際金融統計の収集・公表 |
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)
BISのもとに設置された バーゼル銀行監督委員会 は、銀行の健全性規制の国際基準を策定しています。
| 規制 |
時期 |
主な内容 |
| バーゼルI |
1988年 |
自己資本比率8%以上 |
| バーゼルII |
2004年 |
リスク計測の精緻化、3つの柱 |
| バーゼルIII |
2010年 |
自己資本の質と量の強化、流動性規制 |
| バーゼルIII最終化 |
2023年〜 |
リスク計測の標準化、アウトプットフロア |
自己資本比率規制(BIS規制)
銀行の自己資本比率規制は投資家にとって重要な指標です。
自己資本比率 = 自己資本 ÷ リスクアセット × 100
| 区分 |
最低基準 |
| 普通株式等Tier1(CET1) |
4.5% |
| Tier1資本 |
6.0% |
| 総自己資本 |
8.0% |
| 資本保全バッファー |
+2.5% |
| G-SIBs追加バッファー |
+1.0%〜3.5% |
BISの統計・報告書
| 統計・報告 |
内容 |
| BIS Quarterly Review |
四半期ごとの国際金融市場分析 |
| Annual Economic Report |
年次経済報告 |
| 国際銀行統計 |
国際的な銀行の与信データ |
| デリバティブ統計 |
OTCデリバティブの市場規模 |
| 外国為替統計 |
3年ごとの外為市場調査 |
投資家にとってのBISの重要性
| 重要性 |
説明 |
| 銀行株の分析 |
自己資本比率規制が銀行の収益性に影響 |
| 金融システムリスク |
BISの報告書で国際金融のリスクを把握 |
| 規制動向 |
新たな規制が銀行セクターに与える影響 |
| マクロ分析 |
BIS統計で国際資金フローを確認 |
Welvioでの活用
Welvioで銀行株や金融セクターに投資する際、BIS規制に基づく自己資本比率を確認してください。規制強化の動向は銀行の収益性に影響するため、BISの報告書を参考にした投資判断に活用しましょう。