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ブロックトレードとは

ブロックトレードとは、大量の株式を通常の取引所外で一括して売買する大口取引です。市場への価格インパクトを抑える目的で行われます。

ブロックトレード(Block Trade) とは、大量の株式や債券を通常の取引所取引ではなく、一括して売買する大口取引です。市場価格への影響(マーケットインパクト)を最小限に抑えるために、機関投資家や大株主が活用します。

ブロックトレードの仕組み

通常の取引所取引で大量売却した場合:
100万株を市場で売却
→ 大量の売り注文が板に出る
→ 株価が大幅に下落
→ 平均売却価格が大幅に悪化

ブロックトレードの場合:
100万株を証券会社が仲介
→ 買い手(機関投資家等)と直接マッチング
→ 市場外で一括取引
→ マーケットインパクトを最小化

ブロックトレードの種類

種類 説明
立会外取引(ToSTNeT) 東証の立会外取引システムを利用
相対取引(OTC) 証券会社が仲介する直接交渉
証券会社のバイイン 証券会社が自己資金で一旦買い取り、後で売却
公開買付け(TOB) 一定期間に市場外で株式を買い集める

東証の立会外取引(ToSTNeT)

取引方式 説明
ToSTNeT-1 価格を指定した大口取引
ToSTNeT-2 終値で取引する大口取引
自己株式立会外買付 企業の自社株買い専用
ToSTNeT-2(終値取引)の流れ:
1. 売り手が証券会社に大口売却を依頼
2. 証券会社が買い手を探す
3. 当日の終値で取引成立
4. 翌営業日の8:45までにToSTNeTで約定
→ 市場価格に影響を与えない

ブロックトレードの参加者

参加者 役割
売り手 大株主、ファンド、事業法人
買い手 機関投資家、ファンド
証券会社 仲介・マッチング・引受け

ブロックトレードが行われるケース

ケース 説明
大株主の持分売却 創業者やファンドの大量売却
株式持ち合いの解消 企業間の相互持株の売却
ファンドの利益確定 PEファンド等のエグジット
インデックス組入れ変更 銘柄入替に伴う大量売買
自社株買い 企業が自社株を市場外で取得

ブロックトレードの価格

価格の決め方 説明
終値基準 当日の終値を基準に取引
VWAP基準 出来高加重平均価格を基準
ディスカウント 終値から2〜5%程度の割引
交渉価格 売り手と買い手の交渉で決定
ディスカウントの例:
A社株の終値: 1,000円
ブロックトレード価格: 970円(3%ディスカウント)

→ 買い手は市場より安く大量取得
→ 売り手は市場で売るよりマーケットインパクトを回避
→ 両者にメリット

個人投資家への影響

影響 説明
翌日の株価下落 ブロックトレード公表後に売り圧力
需給の変化 大株主の売却は需給悪化要因
投資機会 ディスカウント後の株価が割安になる場合も
情報の非対称性 機関投資家が先に動いている可能性

ブロックトレードの注意点

ブロックトレードのニュースを見たら:

1. 誰が売ったのか確認
   → 創業者: 会社への信頼低下の懸念
   → ファンド: 利益確定(必ずしもネガティブでない)
   → 事業法人: 持ち合い解消(構造的な変化)

2. 売却理由を確認
   → 資金需要: 一時的な要因
   → 業績懸念: ファンダメンタルズの問題
   → 規制対応: やむを得ない売却

3. 売却規模を確認
   → 発行済株式数の何%か
   → 大きいほど需給への影響が大

ブロックトレードの事例

事例 概要
ソフトバンクG株のブロック 大型のブロックオファーで株価が変動
政策保有株の売却 東証の要請で企業が持ち合い株を売却
IPOロックアップ解除後 上場後の大株主売却

関連する用語

用語 関係
マーケットインパクト ブロックトレードで回避する対象
VWAP 価格決定の基準となる指標
ダークプール 別の大口取引の手法
株式持ち合い ブロックトレードの要因
ロックアップ期間 解除後にブロックトレードが発生

Welvioでの活用

Welvioで保有銘柄のブロックトレード情報を確認し、大口取引に伴う需給変化や株価への影響を把握した投資判断に役立てられます。

作成日: 2026/03/26(情報は記事作成時点のものです)