ローン担保証券(Collateralized Loan Obligation / CLO) とは、企業向けの貸付債権(レバレッジドローン)を多数束ねて証券化した金融商品です。
CLOの仕組み
1. 運用会社(CLOマネージャー)が企業向けローンを多数購入
2. ローンのプールを特別目的会社(SPV)に移管
3. SPVがリスク・リターンの異なる複数のトランシェに分けて証券を発行
4. 投資家は自分のリスク許容度に合ったトランシェを購入
トランシェ構造
| トランシェ | リスク | リターン | 格付け | 損失の負担順 |
|---|---|---|---|---|
| シニア | 低い | 低い | AAA〜A | 最後 |
| メザニン | 中程度 | 中程度 | BBB〜BB | 中間 |
| エクイティ | 高い | 高い | 格付けなし | 最初 |
損失が発生した場合、 エクイティ が最初に損失を吸収し、次に メザニン 、最後に シニア の順で負担します。この仕組みにより、シニアトランシェは高い信用力を確保できます。
CLOとCDOの違い
| 項目 | CLO | CDO |
|---|---|---|
| 裏付け資産 | 企業向けローン | 債券・ローンなど多様 |
| 運用 | アクティブ運用が一般的 | 静的プールが多い |
| 実績 | 比較的安定 | 2008年金融危機で大きな損失 |
CLOの特徴
メリット
- 高い利回り :特にメザニンやエクイティは高利回り
- 分散効果 :多数の企業向けローンに分散投資される
- 変動金利 :裏付けローンが変動金利のため、金利上昇局面に強い
リスク
- 信用リスク :裏付けローンのデフォルトリスク
- 流動性リスク :市場の混乱時に売却が困難になる可能性
- 構造の複雑さ :商品設計が複雑で評価が難しい
Welvioでの活用
WelvioでCLOの仕組みとリスク構造を理解し、高利回りを求める際の投資判断に役立てることができます。