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株主資本コストとは

株主資本コストとは、株主が企業に対して期待する最低限のリターンのことです。企業の資金調達コストや投資判断の基準となります。

株主資本コスト(Cost of Equity) とは、株主が投資に対して要求する期待リターンのことです。企業にとっては自己資本で資金調達するためのコストを意味します。

株主資本コストの計算(CAPM)

最も一般的な計算方法は CAPM(資本資産価格モデル) です。

株主資本コスト = 無リスク金利 + ベータ × 市場リスクプレミアム

計算例

無リスク金利(国債利回り): 1.0%
ベータ: 1.2
市場リスクプレミアム: 5.0%

株主資本コスト = 1.0% + 1.2 × 5.0% = 7.0%

→ 株主はこの企業に対して年率7%以上のリターンを期待している

各要素の説明

要素 意味 目安
無リスク金利 国債利回りなどリスクフリーのリターン 日本: 0.5〜1.5%、米国: 3〜5%
ベータ 市場全体に対する感応度 1.0が市場平均
市場リスクプレミアム 株式市場全体の超過リターン 4〜7%が一般的

WACCとの関係

株主資本コストは WACC(加重平均資本コスト) の構成要素です。

WACC = 株主資本コスト × 自己資本比率 + 負債コスト × (1 - 税率) × 負債比率
項目 内容
株主資本コスト 株主が期待するリターン
負債コスト 借入金利(税引後)
WACC 企業全体の資金調達コスト

株主資本コストが重要な理由

用途 説明
投資判断 事業のリターンが資本コストを上回るか
企業価値算定 DCFモデルの割引率に使用
経営評価 ROEが株主資本コストを超えているか
資本配分 どの事業に投資すべきかの判断

ROEと株主資本コストの関係

状態 意味 株式の評価
ROE > 株主資本コスト 企業価値を創造している PBR > 1倍が正当化される
ROE = 株主資本コスト 企業価値は横ばい PBR = 1倍が妥当
ROE < 株主資本コスト 企業価値を毀損している PBR < 1倍になりやすい

注意点

  • CAPMの前提(効率的市場、正規分布など)は現実には必ずしも成り立たない
  • ベータや市場リスクプレミアムの推定方法によって結果が変わる
  • 中小型株は追加のリスクプレミアムを考慮する場合がある
  • 新興国企業はカントリーリスクプレミアムを加算することが多い

Welvioでの活用

Welvioで保有銘柄のROEと株主資本コストを比較し、企業が株主価値を創造しているか確認しましょう。

作成日: 2026/02/19(情報は記事作成時点のものです)