ダークプール(Dark Pool) とは、取引所外で行われる非公開の株式取引市場です。注文情報が公開されないことから「ダーク(暗い)」と呼ばれます。
ダークプールの特徴
| 項目 |
取引所 |
ダークプール |
| 注文の可視性 |
公開(板情報) |
非公開 |
| 主な利用者 |
全投資家 |
機関投資家が中心 |
| 価格形成 |
市場の需給 |
取引所価格を参照 |
| マーケットインパクト |
大 |
小 |
なぜダークプールを使うのか
機関投資家のメリット
| メリット |
説明 |
| インパクト軽減 |
大口注文で価格を動かさない |
| 手口の秘匿 |
売買の意図を隠せる |
| 執行コスト削減 |
スプレッドを節約できる場合がある |
デメリット・懸念点
| 懸念 |
説明 |
| 価格発見機能の低下 |
取引所の流動性が減少 |
| 透明性の欠如 |
市場全体の公正性への影響 |
| 利益相反 |
運営者による情報優位の可能性 |
日本のダークプール
日本では「PTS(私設取引システム)」の一部がダークプール機能を持ちます。
| 種類 |
特徴 |
| ジャパンネクスト(SBI) |
日本最大のPTS |
| チャイエックス・ジャパン |
機関投資家向け |
| 証券会社の社内クロス |
自社顧客間のマッチング |
ダークプールの取引の流れ
機関投資家 → ダークプール → マッチング → 執行
(注文は非公開) (価格は取引所参照)
個人投資家への影響
| 影響 |
内容 |
| 直接的影響 |
通常は利用不可(機関向け) |
| 間接的影響 |
取引所の流動性・価格発見に影響 |
| SBI証券のダークプール |
一部個人投資家も利用可能 |
規制の動向
| 地域 |
規制 |
| 米国 |
SECによる透明性向上の規制強化 |
| 欧州 |
MiFID IIでダークプール取引に上限 |
| 日本 |
PTSへの規制整備が進行中 |
Welvioでの活用
Welvioでは取引の執行場所に関わらず、保有資産を一元管理できます。機関投資家の動向を意識しながら、自身の投資判断に役立ててください。