両建て(りょうだて / Double Position / Hedged Position) とは、同一銘柄の 買いポジション と 売りポジション を同時に保有する取引手法です。
両建ての仕組み
同一銘柄 A社株
├── 買いポジション(現物 or 信用買い)
└── 売りポジション(信用売り・空売り)
株価上昇 → 買いで利益、売りで損失
株価下落 → 買いで損失、売りで利益
両建ての目的
| 目的 | 説明 |
|---|---|
| 一時的なヘッジ | 相場の方向性が不透明な時に損失を固定 |
| 税金対策 | 年末に含み損を実現させつつポジションを維持 |
| つなぎ売り | 株主優待の権利確定に向けた損失回避 |
| 相場観の転換時 | トレンド転換を見極めながらポジションを調整 |
つなぎ売り(株主優待狙い)
権利付き最終日の前に:
1. 現物で株を保有(優待の権利を取得)
2. 同時に信用売り(株価下落リスクをヘッジ)
権利落ち日以降に:
3. 現渡しで決済(売りポジションに現物を充当)
両建てのコスト
| コスト | 説明 |
|---|---|
| 信用取引の金利 | 買い方金利・貸株料 |
| 逆日歩 | 売り方に発生する可能性のあるコスト |
| 売買手数料 | 買い・売り両方の取引手数料 |
| 配当金調整額 | 信用売りの場合、配当相当額を支払い |
両建ての注意点
- コストの累積: 長期間の両建ては手数料・金利が膨らむ
- 利益機会の喪失: 相場が一方向に動いても利益が相殺される
- 証拠金の二重拘束: 買い・売り両方の証拠金が必要
- 解消のタイミング: 片方を外すタイミングの判断が難しい
Welvioでの活用
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