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公正価値とは

公正価値とは、知識のある当事者間で自発的に行われる取引において成立する合理的な価格のことです。

公正価値(Fair Value) とは、測定日時点で市場参加者間の秩序ある取引において、資産を売却して受け取るか、負債を移転して支払う価格のことです。

公正価値の定義

基準 定義
IFRS第13号 測定日における市場参加者間の秩序ある取引で資産を売却して受け取る価格、または負債を移転して支払う価格
日本基準(企業会計基準第30号) 算定日において市場参加者間で秩序ある取引が行われると想定した場合の出口価格

公正価値のレベル分類

公正価値は、使用するインプット(評価に使う情報)に応じて3つのレベルに分類されます。

レベル インプット 信頼性 具体例
レベル1 活発な市場の相場価格 最も高い 上場株式の株価、国債の価格
レベル2 観察可能なインプット 中程度 類似資産の価格、金利カーブ
レベル3 観察不能なインプット 最も低い DCF法による推定、独自モデル

公正価値と他の評価基準の比較

評価基準 説明 特徴
公正価値 市場で成立する出口価格 現在の経済実態を反映
取得原価 購入時に支払った金額 客観的だが古い情報
簿価 取得原価から減価償却等を差し引いた額 実態と乖離する場合がある
再調達原価 同じ資産を再度取得するコスト 代替コストの観点

公正価値が適用される主な項目

項目 内容
金融商品 株式、債券、デリバティブ
投資不動産 IFRSでは公正価値モデルを選択可能
企業結合 M&Aにおける取得資産・負債の評価
減損テスト 回収可能価額の算定に使用

投資家にとっての公正価値

ポイント 内容
含み損益の把握 公正価値評価により資産の実態がわかる
レベル3資産に注意 経営陣の見積もりに依存するため信頼性が低い
注記の確認 公正価値の算定方法が財務諸表の注記に開示される
業績のブレ 公正価値の変動が利益を大きく動かすことがある

公正価値の算定方法

方法 内容 適用場面
マーケットアプローチ 市場価格や類似取引の価格を参照 上場株式、不動産
インカムアプローチ 将来キャッシュフローを現在価値に割り引く DCF法、配当割引モデル
コストアプローチ 再調達に必要なコストから算出 特殊な固定資産

Welvioでの活用

Welvioでは保有資産の市場価格を公正価値として表示しています。時価と取得原価を比較して含み損益を確認し、ポートフォリオの現在価値を正確に把握してください。

作成日: 2026/03/12(情報は記事作成時点のものです)