レバレッジ型ETF(Leveraged ETF) とは、対象指数の2倍や3倍の値動きを目指すETFです。「ブル型ETF」とも呼ばれ、大きなリターンを狙えますが、損失も拡大するハイリスク商品です。
レバレッジ型ETFの仕組み
| 指数の動き |
1倍ETF |
2倍レバレッジ |
3倍レバレッジ |
| +5% |
+5% |
+10% |
+15% |
| -5% |
-5% |
-10% |
-15% |
主なレバレッジ型ETF
| ETF名 |
対象指数 |
倍率 |
| TQQQ |
NASDAQ100 |
3倍 |
| SOXL |
半導体指数 |
3倍 |
| SPXL |
S&P500 |
3倍 |
| QLD |
NASDAQ100 |
2倍 |
日本で買えるレバレッジ型ETF
| 銘柄コード |
名称 |
対象指数 |
倍率 |
| 1570 |
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ |
日経225 |
2倍 |
| 1358 |
上場インデックスファンド日経レバレッジ |
日経225 |
2倍 |
| 2869 |
iFreeETF NASDAQ100レバレッジ |
NASDAQ100 |
2倍 |
レバレッジ型ETFのメリット
| メリット |
説明 |
| 高リターン |
相場上昇時に大きな利益 |
| 少額で大きな取引 |
レバレッジ効果 |
| ETFの手軽さ |
通常の株式と同様に売買可能 |
| 信用取引不要 |
現物でレバレッジ効果 |
レバレッジ型ETFのデメリット
| デメリット |
説明 |
| 損失拡大 |
下落時は損失も2〜3倍 |
| 減価リスク |
横ばい相場でも価値が減少 |
| 長期保有に不向き |
複利効果で乖離が拡大 |
| 手数料が高い |
通常のETFより経費率が高い |
減価(ボラティリティ・ドラッグ)の仕組み
例: 2倍レバレッジETF
1日目: 指数+10% → ETF+20% (100→120)
2日目: 指数-10% → ETF-20% (120→96)
指数: 100→110→99 (-1%)
ETF: 100→120→96 (-4%)
上下動を繰り返すと、レバレッジETFの方が減価が大きい
長期保有のシミュレーション
| 期間 |
指数 |
2倍ETF |
乖離 |
| 1年目 |
+10% |
+18% |
-2% |
| 3年目 |
+33% |
+52% |
-14% |
| 5年目 |
+61% |
+72% |
-50% |
※ボラティリティが高い場合の例。上昇相場では乖離が小さいことも。
レバレッジ型ETFが向いている人
- 短期トレーダー
- 相場の方向性に自信がある人
- リスクを理解した上で投資できる人
- 余剰資金で投資できる人
レバレッジ型ETFの注意点
| 注意点 |
対策 |
| 長期保有しない |
数日〜数週間で手仕舞い |
| 損切りを徹底 |
逆行したら早めに撤退 |
| ポジションサイズ |
資産の一部に限定 |
| 減価を理解 |
横ばい相場でも損失が出る |
インバース型ETF
下落相場で利益が出る「インバース型(ベア型)」もあります:
| ETF名 |
対象指数 |
倍率 |
| SQQQ |
NASDAQ100 |
-3倍 |
| 1357 |
日経ダブルインバース |
-2倍 |
Welvioでの活用
Welvioでレバレッジ型ETFを保有している場合、減価の影響を含めた損益を追跡し、適切なタイミングでの売却判断に活用できます。