毎月分配型投資信託 とは、毎月決算を行い、その都度分配金を投資家に支払う投資信託です。「毎月お小遣いをもらえる」イメージから高齢者を中心に人気を集めましたが、資産形成には不向きな面も多いとして、金融庁からも注意喚起がなされています。
毎月分配型の仕組み
純資産(100万円)
↓ 毎月決算
運用収益が少ない月:
→ 元本(特別分配金)を取り崩して分配
→ 実質的には自分のお金が戻ってくるだけ
運用収益が多い月:
→ 収益(普通分配金)から分配
普通分配金と特別分配金(元本払戻金)の違い
| 種類 | 内容 | 税金 |
|---|---|---|
| 普通分配金 | 運用益から支払われる | 課税(約20%) |
| 特別分配金(元本払戻金) | 元本を取り崩して支払われる | 非課税(自分の投資元本の返還) |
「たこ足配当」とは
毎月の分配額を維持するため、運用収益が不足している場合でも元本を取り崩して分配を続ける行為を 「たこ足配当」 と呼びます。タコが自分の足を食べることに例えた表現です。
毎月分配型のデメリット
| デメリット | 説明 |
|---|---|
| 複利効果が薄れる | 分配金を再投資しないと複利が働かない |
| 純資産が減りやすい | 元本を取り崩すと元本回復が遅れる |
| 税金コスト | 分配のたびに課税されるため効率が悪い |
| 高コスト | 毎月決算のオペレーションコストが信託報酬に反映される傾向 |
毎月分配型が向いているケース
- 現役引退後の生活費として定期的な収入が必要な方
- 元本が一定程度ある高齢者の生活費補完として活用
資産形成期に向かない理由
長期の資産形成を目的とするなら、分配金を出さずに再投資する 無分配型(成長型) のインデックスファンドの方が複利効果を最大化できます。
比較例(同額・同利回りで20年間):
毎月分配型:分配金を受け取り再投資しない場合、複利効果なし
無分配型 :全額再投資で複利効果が継続
→ 長期では大きな差になる
Welvioでの活用
Welvioで毎月分配型ファンドの分配金履歴を記録し、元本割れしていないか・実質リターンを正確に把握できます。