移動平均乖離率(Moving Average Deviation Rate) とは、現在の株価が移動平均線からどれだけ離れている(乖離している)かをパーセントで表す指標です。株価が移動平均線から極端に離れた場合、やがて平均に回帰する性質を利用します。
計算式
移動平均乖離率(%) = (現在の株価 - 移動平均値) ÷ 移動平均値 × 100
計算例
現在の株価: 1,100円
25日移動平均: 1,000円
乖離率 = (1,100 - 1,000) ÷ 1,000 × 100 = +10%
→ 移動平均から10%上方に乖離
乖離率の目安(日本株の場合)
| 移動平均 |
過熱圏(買われすぎ) |
底値圏(売られすぎ) |
| 5日移動平均 |
+5%以上 |
-5%以下 |
| 25日移動平均 |
+8〜10%以上 |
-8〜10%以下 |
| 75日移動平均 |
+15%以上 |
-15%以下 |
| 200日移動平均 |
+20%以上 |
-20%以下 |
※ 銘柄のボラティリティや市場環境によって適切な目安は異なる
乖離率の読み方
| 状態 |
乖離率 |
意味 |
| 大きくプラス |
+10%以上 |
急騰・買われすぎ → 調整の可能性 |
| 小さくプラス |
0〜+5% |
上昇トレンド中の正常範囲 |
| ゼロ付近 |
±0% |
移動平均線上で均衡 |
| 小さくマイナス |
-5〜0% |
下落トレンド中の正常範囲 |
| 大きくマイナス |
-10%以下 |
急落・売られすぎ → 反発の可能性 |
売買シグナル
| シグナル |
条件 |
判断 |
| 売り |
乖離率が過熱圏に到達 |
利益確定・ポジション縮小 |
| 買い |
乖離率が底値圏に到達 |
逆張りでの買い検討 |
| トレンド継続 |
乖離率が正常範囲内で推移 |
ポジション維持 |
他の指標との併用
| 組み合わせ |
活用法 |
| RSI |
両方が過熱圏→反転の信頼度が高い |
| ボリンジャーバンド |
バンド上限+高乖離率→売りシグナル |
| 出来高 |
高乖離率+出来高急増→セリングクライマックスの可能性 |
| MACD |
MACDの方向転換+乖離率縮小→トレンド転換 |
注意点
- 強いトレンド時は乖離率が高水準のまま推移することがある
- 逆張りの根拠にする場合、トレンドの方向を確認してから使う
- 個別銘柄ごとに乖離率の「普通の範囲」が異なるため、過去のデータで確認する
Welvioでの活用
Welvioで保有銘柄の移動平均乖離率を確認し、買われすぎ・売られすぎの局面での売買判断に役立ててください。