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逆日歩とは

逆日歩とは、信用取引で空売りが増えすぎた際に、売り方が買い方に支払う追加コストです。品貸料とも呼ばれます。

逆日歩(ぎゃくひぶ / Reverse Daily Interest) とは、制度信用取引において空売りが増えすぎて株式の貸し出しが不足した際に、売り方(空売りした側)が買い方に対して支払う追加コストです。品貸料(しながしりょう)とも呼ばれ、日本の信用取引に特有の仕組みです。

逆日歩の仕組み

通常の信用取引の流れ:
空売りする → 証券会社から株を借りる → 売却
→ 後で買い戻して株を返却

株不足が発生する場合:
空売りが急増 → 証券会社の在庫が不足
→ 証券金融会社(日証金)から株を調達
→ それでも足りない場合、機関投資家から借りる
→ この借り賃が「逆日歩」として空売りした人に請求される

逆日歩が発生する条件

条件 説明
制度信用取引 一般信用取引では発生しない
貸借銘柄 貸借取引が可能な銘柄のみ
株不足 空売り残高が貸出可能株数を上回る
日証金の判断 日本証券金融が品貸料率を決定

逆日歩の計算

逆日歩の計算:
逆日歩 = 品貸料率(1株あたり) × 株数 × 日数

例:
品貸料率: 1株あたり5円/日
空売り: 1,000株
保有日数: 3日
→ 逆日歩 = 5円 × 1,000株 × 3日 = 15,000円

注意:
・受渡日ベースで計算(約定日+2営業日)
・土日祝を挟むと日数が増える
・金曜日に持ち越すと土日分も加算(3日分)

逆日歩の料率

最高料率区分 制限値幅の基準値段 最高料率(1株/日)
制限値幅100円以下 〜500円 0.5円
制限値幅200円以下 〜1,000円 1円
制限値幅400円以下 〜2,000円 2円
制限値幅700円以下 〜3,000円 4円
制限値幅1,000円以下 〜5,000円 8円
制限値幅1,500円以下 〜10,000円 10円

※ 権利落日前営業日は最高料率の4倍、注意喚起銘柄は2倍、極端な場合は最大10倍まで適用される場合あり

逆日歩が急増するケース

ケース 理由
優待クロス取引 株主優待の権利取りで空売りが急増
急騰銘柄 空売りの踏み上げで株不足
仕手株 意図的な空売りの集中
TOB銘柄 公開買付けで貸株が回収される
株主総会前 議決権行使のため貸株が回収

優待クロス取引と逆日歩

優待クロス取引:
現物買い + 制度信用空売り を同時に行う
→ 株価変動リスクなしで優待を取得

リスク:
空売り側に逆日歩が発生する可能性
→ 優待の価値 < 逆日歩のコスト
→ 結果的に損をするケースがある

対策:
・一般信用取引を使う(逆日歩が発生しない)
・逆日歩の発生実績を事前に確認
・人気優待銘柄は避ける

逆日歩のメリットとデメリット

空売り側(支払い側)

項目 説明
デメリット 予想外のコスト発生
リスク 高額の逆日歩で大損する可能性
対策 一般信用を使う、早期決済する

現物買い・信用買い側(受取り側)

項目 説明
メリット 逆日歩を受け取れる
補足 金額は小さいことが多い

制度信用と一般信用の逆日歩

項目 制度信用取引 一般信用取引
逆日歩 発生する 発生しない
金利 証券金融会社が決定 証券会社が決定
貸株料 低め 高め
返済期限 6ヶ月 証券会社により異なる

逆日歩の確認方法

方法 説明
日証金のサイト 毎日の品貸料率を公表
証券会社のツール 信用取引画面で確認可能
貸借倍率 1倍以下は逆日歩リスクが高い
過去の実績 同時期の逆日歩履歴を参考に

逆日歩を避けるポイント

ポイント 説明
一般信用取引を使う 逆日歩が発生しない
貸借倍率を確認 空売り残高が多い銘柄は要注意
権利確定日前を避ける 優待・配当の権利日前後は逆日歩が高騰
早期決済 長期保有で逆日歩が累積するのを防ぐ
日証金残高を確認 日々の融資・貸株残高をチェック

Welvioでの活用

Welvioで信用取引のコスト管理を行う際、逆日歩の発生リスクを把握し、制度信用と一般信用の使い分けを検討できます。

作成日: 2026/03/29(情報は記事作成時点のものです)