リスクパリティ(Risk Parity) とは、各資産のリスク貢献度が均等になるように配分する投資戦略です。
従来の配分との違い
| 配分方法 |
例 |
特徴 |
| 金額均等 |
株式50%・債券50% |
金額は半々だがリスクは株式に偏る |
| リスクパリティ |
株式25%・債券75% |
リスク貢献度が均等 |
なぜ金額均等ではリスクが偏るか
| 資産 |
ボラティリティ |
50%配分時のリスク貢献 |
| 株式 |
約15〜20% |
約90% |
| 債券 |
約5% |
約10% |
「株式50%・債券50%」のポートフォリオは、リスクの約9割が株式由来です。
リスクパリティの計算
各資産のリスク貢献度 = 配分比率 × ボラティリティ × 相関
全資産のリスク貢献度を均等にする配分を求めます。
リスクパリティの資産配分例
| 資産 |
配分 |
リスク貢献 |
| 株式 |
20% |
33% |
| 債券 |
55% |
33% |
| コモディティ |
25% |
33% |
オールウェザーポートフォリオ
レイ・ダリオが提唱した、リスクパリティに基づくポートフォリオです。
| 資産 |
配分 |
| 長期国債 |
40% |
| 株式 |
30% |
| 中期国債 |
15% |
| 金 |
7.5% |
| コモディティ |
7.5% |
リスクパリティのメリット
| メリット |
説明 |
| 真の分散 |
リスクが特定資産に集中しない |
| 様々な環境に対応 |
経済状況に左右されにくい |
| 安定性 |
ドローダウンが小さい傾向 |
リスクパリティのデメリット
| デメリット |
説明 |
| 債券比率が高い |
金利上昇局面に弱い |
| レバレッジ使用 |
機関投資家はレバレッジで調整 |
| リターンがマイルド |
株式100%より低い期待リターン |
| 複雑な計算 |
個人には計算が難しい |
個人投資家向けの簡易版
| アプローチ |
内容 |
| 債券比率を高める |
株式30%・債券70%程度 |
| バランスファンド活用 |
安定型のバランスファンド |
| 金を追加 |
株式・債券に金を加えて分散 |
Welvioでの活用
Welvioでポートフォリオのリスク寄与度を確認し、特定の資産にリスクが集中していないかチェックできます。リスクパリティの考え方を参考に資産配分を見直してください。