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ステーブルコインとは

ステーブルコインとは、価格の安定を目的に設計された暗号資産です。米ドルや法定通貨に価格を連動させることで、ビットコインのような激しい価格変動を抑え、決済・DeFiなどに広く活用されています。

ステーブルコイン(Stablecoin) とは、価格の安定性(Stability)を目的として設計された暗号資産です。ビットコイン・イーサリアムのような激しい価格変動を避け、米ドルなどの法定通貨や金などの価値に連動するよう設計されています。

ステーブルコインの種類

種類 仕組み
法定通貨担保型 ドル・ユーロなどを準備金として保有 USDT、USDC
暗号資産担保型 暗号資産を担保として発行 DAI
アルゴリズム型 アルゴリズムで供給量を調整 TerraUSD(崩壊した例)
商品担保型 金などの実物資産を担保 PAXG(金担保)

主要なステーブルコイン

代表的なステーブルコイン(2026年時点):

1. テザー(USDT)
   時価総額: 最大規模
   運営: Tether社
   特徴: 世界最大のステーブルコイン
   ペッグ: 1USDT ≈ 1USD

2. USD Coin(USDC)
   運営: Circle社・Coinbase
   特徴: 規制準拠・透明性が高い
   ペッグ: 1USDC ≈ 1USD

3. DAI
   運営: MakerDAO(分散型)
   特徴: イーサリアムを担保とした分散型
   特性: 中央管理者なし

4. バイナンスUSD(BUSD)
   運営: Binance・Paxos
   規制: 米国規制により発行停止

ステーブルコインの用途

主な活用場面:

1. 暗号資産取引の中間通貨
   BTC↔USDT↔ETHのように法定通貨を介さずに
   暗号資産間の売買が可能

2. DeFi(分散型金融)
   レンディング・流動性提供・イールドファーミング
   高い利回りを得る手段として活用

3. 国際送金
   銀行経由より速く・安く送金可能
   特に新興国への送金に有効

4. ボラティリティ回避
   暗号資産相場の急落時に
   ステーブルコインに退避することで損失回避

5. 決済手段
   法定通貨の代替としての決済

ステーブルコインのリスク

リスク 内容 事例
デペッグリスク 1ドルペッグが崩れる UST崩壊(2022年)
カウンターパーティリスク 発行者の信頼性 USDTの準備金問題
規制リスク 各国の規制強化 BUSDの停止
スマートコントラクトリスク コードの脆弱性 ハッキング被害
流動性リスク 急激な引き出しへの対応 取り付け騒ぎ

アルゴリズム型ステーブルコインの崩壊事例

TerraUSD(UST)崩壊(2022年5月):

仕組み:
・USTは1ドルペッグを目指す
・ペッグは姉妹トークンのLUNA(テラ)で維持
・アルゴリズムでUSTとLUNAを相互交換

崩壊の経緯:
①大口投資家がUSTの大量売却
②1ドルペッグが僅かにずれる
③パニック売り続発(デペッグ)
④LUNA増発で価値が希薄化
⑤スパイラル的な崩壊
→ USTはほぼ無価値、LUNAも99%以上下落

被害:
USTとLUNAを合わせた時価総額数兆円規模が消滅
多くの投資家が壊滅的な損失

教訓:
アルゴリズム型ステーブルコインは
本質的に不安定なリスクがある

規制の動向

世界のステーブルコイン規制(2026年時点):

EU:MiCA規制(2024年発効)
・ステーブルコイン発行者に厳しい要件
・準備金の透明性・流動性要件

米国:
・FRB・議会でステーブルコイン法案を検討
・銀行同様の規制適用を議論

日本:
・資金決済法改正(2023年)で
  ステーブルコイン発行を銀行・資金移動業者に限定
→ 日本からの海外ステーブルコイン発行は規制

韓国・シンガポール:
・独自の規制フレームワーク整備

Welvioでの活用

Welvioでステーブルコインの仕組みとリスクを理解し、暗号資産ポートフォリオの管理やDeFi活用の際の意思決定に役立てられます。

作成日: 2026/03/04(情報は記事作成時点のものです)