ストラドル(Straddle) とは、同じ原資産・同じ満期日・同じ行使価格のコールオプションとプットオプションを同時に購入(または売却)するオプション戦略です。方向性に関係なく大きな値動きから利益を得ることを目指します。
ロングストラドルの仕組み
ロングストラドル(買い):
同じ行使価格のコールとプットを両方購入
例:
原資産: A社株(現在1,000円)
行使価格: 1,000円
コール購入: 50円
プット購入: 40円
合計コスト: 90円
利益が出る条件:
株価が1,000 + 90 = 1,090円以上に上昇
株価が1,000 - 90 = 910円以下に下落
→ どちらの方向でも大きく動けば利益
ロングストラドルの損益
| 株価 |
コール損益 |
プット損益 |
合計損益 |
| 800円 |
-50円 |
+160円 |
+110円 |
| 910円 |
-50円 |
+50円 |
±0円(損益分岐) |
| 1,000円 |
-50円 |
-40円 |
-90円(最大損失) |
| 1,090円 |
+40円 |
-40円 |
±0円(損益分岐) |
| 1,200円 |
+150円 |
-40円 |
+110円 |
ショートストラドルの仕組み
ショートストラドル(売り):
同じ行使価格のコールとプットを両方売却
利益が出る条件:
株価が行使価格付近にとどまる
最大利益: プレミアム合計(90円)
最大損失: 理論上無限大
→ 値動きが小さいと予想する時に使う
→ リスクが非常に高い
ストラドルが有効な場面
| 場面 |
戦略 |
| 決算発表前 |
ロングストラドル(大きな値動き期待) |
| 重要指標発表前 |
ロングストラドル |
| ボラティリティが低い時 |
ロングストラドル(今後の変動増加期待) |
| ボラティリティが高い時 |
ショートストラドル(沈静化を期待) |
ストラドルとストラングルの違い
| 項目 |
ストラドル |
ストラングル |
| 行使価格 |
コール・プット同じ |
コール・プット異なる |
| コスト |
高い |
低い |
| 損益分岐点 |
狭い |
広い |
| 最大損失 |
大きい |
小さい |
ストラドルの注意点
| 注意点 |
説明 |
| タイムディケイ |
時間経過でプレミアムが減少 |
| IVの影響 |
購入時のIVが高いとコスト増 |
| 損益分岐点 |
十分な値動きがないと損失 |
| ショートのリスク |
売りは損失無限大の可能性 |
Welvioでの活用
Welvioで銘柄のボラティリティや決算日程を確認し、ストラドル戦略の適用可否を判断する材料にできます。