トレーリングストップ(Trailing Stop) とは、保有銘柄の価格が上昇するのに合わせて、ストップロス(損切り)の価格を自動的に引き上げていく注文手法です。利益を伸ばしながら、下落時には一定の利益を確保できます。
トレーリングストップの仕組み
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 基本動作 | 価格上昇時にストップ価格を引き上げる |
| 価格下落時 | ストップ価格は下がらない |
| 発動条件 | 価格がストップ価格まで下落したとき |
| 設定方法 | 固定幅(金額)またはパーセンテージで指定 |
通常のストップロスとの違い
| 比較項目 | 通常のストップロス | トレーリングストップ |
|---|---|---|
| ストップ価格 | 固定 | 価格上昇に追従して上昇 |
| 利益の確保 | 限定的 | 価格上昇分の利益を確保 |
| 設定後の調整 | 手動で変更が必要 | 自動的に調整される |
| 上昇トレンドでの効果 | 低い | 高い |
| 設定の難易度 | シンプル | やや複雑 |
具体例:10%のトレーリングストップ
1,000円で株を購入し、トレーリングストップを10%に設定した場合:
| 株価の動き | 最高値 | ストップ価格 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 1,000円(購入時) | 1,000円 | 900円 | 保有継続 |
| 1,200円に上昇 | 1,200円 | 1,080円 | ストップ価格が上昇 |
| 1,100円に下落 | 1,200円 | 1,080円 | まだ発動しない |
| 1,500円に上昇 | 1,500円 | 1,350円 | ストップ価格がさらに上昇 |
| 1,350円に下落 | 1,500円 | 1,350円 | ストップ発動、売却 |
この場合、購入価格1,000円に対して1,350円で売却でき、350円(35%)の利益を確保できます。
トレーリングストップの設定幅の目安
| 投資スタイル | 推奨幅 | 特徴 |
|---|---|---|
| デイトレード | 1〜3% | 細かい値動きに対応 |
| スイングトレード | 5〜10% | 数日〜数週間の保有 |
| 中長期投資 | 10〜25% | 大きなトレンドに乗る |
メリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 利益を自動的に確保できる | 一時的な下落で発動してしまう場合がある |
| 感情に左右されない売却判断 | 幅の設定が適切でないと効果が薄い |
| 上昇トレンドに長く乗れる | ギャップダウンには対応しにくい |
| 損失を限定できる | 発動後に再上昇しても買い戻しは自動でない |
Welvioでの活用
Welvioで保有銘柄の値動きを追跡しながら、トレーリングストップの発動ラインを意識した資産管理が行えます。価格変動の履歴を確認し、最適なストップ幅の判断に役立てましょう。