非システマティックリスク(Unsystematic Risk) とは、個別の企業や業界に固有のリスクのことです。 個別リスク や 固有リスク とも呼ばれ、分散投資によって軽減できる点が特徴です。
システマティックリスクとの違い
| 項目 |
非システマティックリスク |
システマティックリスク |
| 別名 |
個別リスク、固有リスク |
市場リスク |
| 対象 |
特定の企業・業界 |
市場全体 |
| 分散投資の効果 |
軽減できる |
軽減できない |
| 例 |
不祥事、製品不具合 |
金融危機、金利変動 |
| 対応方法 |
ポートフォリオの分散 |
ヘッジ、資産配分の調整 |
非システマティックリスクの種類
| リスクの種類 |
説明 |
具体例 |
| 事業リスク |
企業の事業活動に固有のリスク |
新製品の失敗、競合の台頭 |
| 財務リスク |
企業の財務状況に関するリスク |
過剰債務、資金繰りの悪化 |
| 経営リスク |
経営判断に関するリスク |
不祥事、経営戦略の失敗 |
| 業界リスク |
特定業界に関するリスク |
規制変更、技術革新による陳腐化 |
| 信用リスク |
取引先や発行体の信用に関するリスク |
取引先の倒産、格付け低下 |
分散投資によるリスク軽減
投資のリスク(標準偏差)
↑
│ \
リ │ \ 非システマティックリスク
ス │ \__
ク │ \_____
│ ____
│ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ システマティックリスク
│
└───────────────────────→
銘柄数(分散の度合い)
→ 銘柄数を増やすほど非システマティックリスクは低減
→ 一般に20〜30銘柄で大部分を軽減できるとされる
銘柄数とリスク軽減の目安
| 銘柄数 |
非システマティックリスクの軽減度 |
| 1銘柄 |
軽減なし |
| 5銘柄 |
約50%軽減 |
| 10銘柄 |
約70%軽減 |
| 20銘柄 |
約90%軽減 |
| 30銘柄以上 |
ほぼ最大限の軽減 |
投資家が取るべき対策
| 対策 |
内容 |
| 銘柄の分散 |
異なる企業の株式を複数保有 |
| セクターの分散 |
異なる業界の銘柄を組み合わせる |
| 地域の分散 |
国内外の銘柄をバランスよく保有 |
| 資産クラスの分散 |
株式・債券・不動産など複数の資産に投資 |
| インデックス投資 |
市場全体に投資することで個別リスクを排除 |
Welvioでの活用
Welvioでポートフォリオの分散度合いを確認し、特定の銘柄やセクターに偏っていないかチェックしてください。十分な分散ができていれば、非システマティックリスクを効果的に軽減できます。