相関係数(Correlation Coefficient) とは、2つの資産の値動きの関連性を示す指標です。-1から+1の範囲で表され、分散投資の効果を測る際に重要な役割を果たします。
相関係数の範囲と意味
| 相関係数 |
意味 |
分散効果 |
| +1 |
完全に同じ動き |
なし |
| +0.5〜+1 |
同方向に動きやすい |
小さい |
| 0 |
無関係 |
中程度 |
| -0.5〜0 |
やや逆方向に動く |
大きい |
| -1 |
完全に逆の動き |
最大 |
相関係数の視覚的理解
相関係数 +1: / 両方上がる or 両方下がる
相関係数 0: × 関係なく動く
相関係数 -1: \ 片方上がると片方下がる
主な資産クラスの相関係数(目安)
| 資産A |
資産B |
相関係数 |
| 国内株式 |
先進国株式 |
+0.7〜0.8 |
| 国内株式 |
国内債券 |
-0.2〜+0.2 |
| 株式 |
金 |
-0.1〜+0.3 |
| 株式 |
REIT |
+0.5〜0.7 |
| 米国株 |
新興国株 |
+0.6〜0.8 |
分散投資と相関係数
相関係数が低い資産を組み合わせると、ポートフォリオ全体のリスクを下げられます。
例: 株式100%のポートフォリオ
→ リスク(標準偏差)20%
株式50% + 債券50%(相関係数0)の場合
→ リスクは14%程度に低下
相関係数の計算
相関係数 = 共分散 ÷ (資産Aの標準偏差 × 資産Bの標準偏差)
-1 ≤ 相関係数 ≤ +1
相関係数の活用方法
| 活用場面 |
内容 |
| 資産配分 |
相関の低い資産を組み合わせる |
| リスク管理 |
ポートフォリオのリスクを計算 |
| ヘッジ |
負の相関資産でリスクを相殺 |
| 分散確認 |
真に分散されているか検証 |
相関係数の注意点
| 注意点 |
説明 |
| 時間とともに変化 |
相関係数は一定ではない |
| 危機時に上昇 |
暴落時は相関が高まりやすい |
| 因果関係ではない |
相関があっても因果関係とは限らない |
| 過去のデータ |
将来の相関を保証しない |
危機時の相関上昇
平常時: 国内株式と新興国株式の相関 ≒ +0.5
暴落時: 国内株式と新興国株式の相関 → +0.8〜0.9に上昇
リスク資産同士の相関が高まり「分散投資が効かない」と言われる現象
分散投資を効果的にするコツ
- 異なる資産クラスを組み合わせる: 株式、債券、金、REITなど
- 地域を分散する: 日本、米国、欧州、新興国
- 相関の変動を考慮: 危機時の相関上昇も想定
- 定期的に見直す: 相関係数は変化する
Welvioでの活用
Welvioでポートフォリオ内の資産間の相関を意識し、効果的な分散投資ができているか確認できます。