カウンターパーティリスク(Counterparty Risk) とは、取引相手が契約上の義務を履行できなくなるリスクのことです。「相手方リスク」「取引先リスク」とも呼ばれます。
カウンターパーティリスクが発生する取引
| 取引 | リスクの内容 |
|---|---|
| デリバティブ | 相手が支払い不能になる |
| レポ取引 | 担保の返還を受けられない |
| 証券貸借 | 貸した証券が戻らない |
| 店頭取引(OTC) | 相手の破綻で決済不能 |
取引所取引との違い
| 項目 | 取引所取引 | 店頭取引(OTC) |
|---|---|---|
| 相手方 | 清算機関(CCP) | 取引相手そのもの |
| カウンターパーティリスク | 低い(CCPが保証) | 高い |
| 担保管理 | 標準化 | 個別交渉 |
カウンターパーティリスクの軽減方法
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| 担保(コラテラル) | 時価評価に応じて担保を授受 |
| ネッティング | 債権債務を相殺して純額を算出 |
| CCP利用 | 中央清算機関を通じて取引 |
| 信用枠の設定 | 相手ごとの取引上限を設定 |
リーマンショックでの教訓
2008年のリーマン・ブラザーズ破綻は、カウンターパーティリスクの重大さを示しました。
| 問題 | 内容 |
|---|---|
| CDS市場の混乱 | リーマンとの取引が決済不能に |
| 連鎖的な影響 | 取引相手の信用不安が拡大 |
| 流動性の枯渇 | 相互不信で市場が機能停止 |
個人投資家への影響
| 場面 | カウンターパーティリスク |
|---|---|
| 証券会社 | 分別管理で保護(1,000万円まで保証) |
| FX業者 | 業者破綻時の証拠金リスク |
| 仮想通貨取引所 | 取引所破綻時の資産喪失リスク |
| 店頭CFD | 業者の信用リスク |
リスク軽減のポイント
- 信頼性の高い業者を選ぶ: 財務基盤、規制状況を確認
- 分散: 複数の業者を利用
- 過度な残高を避ける: 必要以上の資金を預けない
Welvioでの活用
Welvioで複数の証券会社・取引所の資産を管理し、特定の業者への集中を避けることで、カウンターパーティリスクの分散状況を把握できます。