有効フロンティア(Efficient Frontier) とは、あるリスク水準において最大のリターンが期待できるポートフォリオの集合を結んだ曲線です。
有効フロンティアの概念
| 位置 |
意味 |
| フロンティア上 |
リスクに対して最大リターンを実現(効率的) |
| フロンティアの下 |
同じリスクでより高いリターンが可能(非効率) |
| フロンティアの上 |
達成不可能な領域 |
具体例
ポートフォリオA: リスク10% / リターン6%(フロンティア上)
ポートフォリオB: リスク10% / リターン4%(非効率)
ポートフォリオC: リスク15% / リターン8%(フロンティア上)
→ AとCは効率的、Bは同じリスクでAより劣るため非効率
有効フロンティアの作り方
- 投資対象の期待リターン・リスク・相関を推定
- さまざまな資産配分の組み合わせを計算
- 各リスク水準で最大リターンの配分を特定
- それらの点を結ぶと有効フロンティアが描ける
分散投資との関係
| 資産数 |
フロンティアの特徴 |
| 2資産 |
単純な曲線 |
| 多資産 |
より左上に広がる(分散効果大) |
| 相関が低い資産の追加 |
フロンティアが大きく改善 |
| 相関が高い資産の追加 |
改善効果が限定的 |
重要なポイント
| ポイント |
説明 |
| 最小分散ポートフォリオ |
フロンティアの最も左の点 |
| 接点ポートフォリオ |
無リスク資産からの接線が触れる点 |
| 資本市場線(CML) |
無リスク資産と接点ポートフォリオを結ぶ直線 |
注意点
- 過去データに基づく推定であり、将来を保証するものではない
- 期待リターンや相関の推定値が変われば結果も変わる
- 取引コストや税金は考慮されていない
- ハリー・マーコウィッツが1952年に提唱した 現代ポートフォリオ理論(MPT) の中核概念
Welvioでの活用
Welvioでポートフォリオの資産配分を見直す際、分散効果を意識した効率的な配分を目指しましょう。