繰越控除(損失繰越) とは、株式の譲渡損失を翌年以降3年間繰り越して、将来の譲渡益や配当金と相殺できる制度です。
繰越控除の仕組み
1年目: 譲渡損失 -100万円 → 繰越
2年目: 譲渡益 +30万円 → 損失と相殺(課税0円)、残り-70万円繰越
3年目: 譲渡益 +50万円 → 損失と相殺(課税0円)、残り-20万円繰越
4年目: 譲渡益 +30万円 → 損失と相殺(課税10万円分)
適用要件
- 確定申告が必要: 損失が出た年から毎年申告
- 3年間が限度: 4年目以降は消滅
- 継続申告: 取引がない年も申告が必要
相殺できる所得
| 所得 | 相殺 |
|---|---|
| 株式の譲渡益 | ○ |
| 株式の配当金 | ○(申告分離課税選択時) |
| 給与所得 | × |
| 不動産所得 | × |
繰越控除のメリット
- 大きな損失を出した年の税負担を軽減
- 将来の利益と相殺して節税
- 配当金との相殺も可能
注意点
| 注意点 | 説明 |
|---|---|
| 毎年申告が必要 | 忘れると繰越が途切れる |
| 3年で消滅 | 繰越期間に限りあり |
| NISA口座 | 損失は繰越控除の対象外 |
確定申告の方法
「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」と「上場株式等に係る繰越損失」を記載して申告します。
Welvioでの活用
年間の譲渡損益を正確に記録し、繰越控除の計画を立てるのに活用してください。