売上高(Revenue / Sales) とは、企業が本業の事業活動で商品やサービスを販売して得た収入の総額です。損益計算書の最上位に位置することから「トップライン」 とも呼ばれます。
計算の考え方
売上高 = 販売数量 × 販売単価
例: 製品を10万個、単価1,000円で販売
売上高 = 100,000 × 1,000 = 1億円
売上高の種類
| 種類 |
説明 |
| 単体売上高 |
親会社単独の売上高 |
| 連結売上高 |
グループ全体の売上高(内部取引を消去) |
| セグメント別売上高 |
事業別の売上高 |
| 地域別売上高 |
国内・海外など地域別の売上高 |
売上高の重要性
| ポイント |
説明 |
| 事業規模の指標 |
企業の市場におけるプレゼンスを示す |
| 成長性の判断 |
前年比で企業が成長しているか判断できる |
| 利益の源泉 |
すべての利益は売上高から始まる |
| 市場シェア |
同業他社と比較して競争力を評価 |
売上高に関連する指標
| 指標 |
計算式 |
意味 |
| 売上高成長率 |
(今期売上 - 前期売上) ÷ 前期売上 × 100 |
事業の成長スピード |
| 売上総利益率 |
売上総利益 ÷ 売上高 × 100 |
商品の付加価値 |
| 営業利益率 |
営業利益 ÷ 売上高 × 100 |
本業の収益力 |
| PSR(株価売上高倍率) |
時価総額 ÷ 売上高 |
売上に対する株価の割安度 |
売上高の分析ポイント
| 分析項目 |
確認事項 |
| 前年同期比 |
増収か減収か、成長率の推移 |
| 会社予想比 |
計画通りに売上が推移しているか |
| セグメント構成 |
どの事業が成長を牽引しているか |
| 既存店売上高 |
小売業では新規出店を除いた成長率が重要 |
| 受注残高 |
BtoB 企業では将来の売上を予測する手がかり |
売上高の認識基準
| 基準 |
説明 |
| 日本基準 |
出荷基準・検収基準・役務完了基準など |
| IFRS(収益認識基準) |
顧客への支配の移転時点で認識 |
| 2021年4月〜 |
日本でも「収益認識に関する会計基準」 が適用 |
収益認識基準の変更により、代理人取引の売上高が純額表示(手数料のみ)に変わったケースがあるため、前年比較の際は注意が必要です。
増収・減収のパターン
| パターン |
意味 |
投資判断のポイント |
| 増収増益 |
売上も利益も増加 |
最も好ましい状態 |
| 増収減益 |
売上は増加だが利益は減少 |
コスト増の原因を確認 |
| 減収増益 |
売上は減少だが利益は増加 |
効率化か事業縮小か確認 |
| 減収減益 |
売上も利益も減少 |
構造的な問題がないか確認 |
Welvioでの活用
Welvioで保有銘柄の売上高推移を確認し、事業の成長トレンドを把握できます。売上高と利益の成長バランスを見ることで、企業の収益構造の変化も読み取れます。