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比較記事

高配当ETF比較2026

VYM、HDV、SPYD、SCHDなど人気の米国高配当ETFを徹底比較。配当利回り、経費率、構成銘柄、新NISA対応状況など、FIRE志向の方にも役立つ情報をまとめました。

ETF高配当比較FIRE米国株
公開: 2026/02/04

高配当ETFとは

高配当ETFは、配当利回りの高い株式を集めたETF(上場投資信託) です。定期的に配当金を受け取りながら資産形成ができるため、FIRE(経済的自立・早期退職)を目指す人や、安定したインカム収入を求める投資家に人気があります。

高配当ETFのメリット・デメリット

メリット

メリット 詳細
定期的な配当収入 年4回(四半期ごと)の配当金を受け取れる
分散投資 1本で数十〜数百銘柄に分散投資
低コスト 経費率0.06〜0.08%と非常に低い
流動性が高い いつでも売買可能
心理的安定 配当金があるため下落相場でも保有しやすい

デメリット

デメリット 詳細
成長性は劣る S&P500などの成長株ETFより値上がり益は小さい傾向
配当課税 米国ETFは米国で10%、日本で約20%の二重課税(確定申告で一部還付可)
為替リスク 円高になると円換算の配当金が減少
減配リスク 景気後退時は配当が減る可能性

主要高配当ETFの比較表

項目 VYM HDV SPYD SCHD VIG
正式名称 バンガード米国高配当株式ETF iシェアーズ・コア高配当株ETF SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF シュワブ米国配当株式ETF バンガード米国増配株式ETF
運用会社 バンガード ブラックロック ステート・ストリート チャールズ・シュワブ バンガード
経費率 0.06% 0.08% 0.07% 0.06% 0.06%
配当利回り 約2.8% 約3.3% 約4.5% 約3.4% 約1.7%
構成銘柄数 約550 約75 約80 約100 約340
設定年 2006年 2011年 2015年 2011年 2006年
純資産総額 約600億ドル 約110億ドル 約80億ドル 約650億ドル 約900億ドル
新NISA ○(成長投資枠) ○(成長投資枠) ○(成長投資枠) ○(成長投資枠) ○(成長投資枠)

※2026年2月時点の情報。配当利回りは過去12ヶ月実績。最新情報は各運用会社公式サイトをご確認ください。

各高配当ETFの特徴

VYM(バンガード米国高配当株式ETF)

高配当ETFの王道、バランス重視

項目 内容
ティッカー VYM
経費率 0.06%
配当利回り 約2.8%
配当頻度 年4回(3月、6月、9月、12月)
構成銘柄数 約550銘柄
投資対象 米国の高配当株(REIT除く)

上位構成銘柄(2026年1月時点)

銘柄 セクター 比率
ブロードコム テクノロジー 約4.5%
JPモルガン・チェース 金融 約3.8%
エクソンモービル エネルギー 約3.0%
ジョンソン・エンド・ジョンソン ヘルスケア 約2.8%
プロクター・アンド・ギャンブル 生活必需品 約2.5%

こんな人におすすめ

  • 高配当ETF初心者
  • バランスの良いポートフォリオを求める人
  • 長期保有で安定した配当を得たい人

HDV(iシェアーズ・コア高配当株ETF)

財務健全性重視、ディフェンシブ銘柄中心

項目 内容
ティッカー HDV
経費率 0.08%
配当利回り 約3.3%
配当頻度 年4回(3月、6月、9月、12月)
構成銘柄数 約75銘柄
投資対象 財務健全性が高い高配当株

上位構成銘柄(2026年1月時点)

銘柄 セクター 比率
エクソンモービル エネルギー 約9.0%
ジョンソン・エンド・ジョンソン ヘルスケア 約6.5%
アッヴィ ヘルスケア 約6.0%
シェブロン エネルギー 約5.5%
ベライゾン 通信 約4.5%

こんな人におすすめ

  • 財務健全な企業に投資したい人
  • エネルギー・ヘルスケアセクターに強気な人
  • 集中投資でリターンを狙いたい人

SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)

配当利回り最高水準、シンプルな均等加重

項目 内容
ティッカー SPYD
経費率 0.07%
配当利回り 約4.5%
配当頻度 年4回(3月、6月、9月、12月)
構成銘柄数 約80銘柄
投資対象 S&P500の高配当上位80銘柄(均等加重)

特徴

  • S&P500構成銘柄の中から配当利回り上位80銘柄を選定
  • 均等加重 のため、時価総額に関係なく各銘柄に同程度投資
  • 不動産・金融セクターの比率が高い

こんな人におすすめ

  • とにかく高い配当利回りを求める人
  • 均等加重で分散したい人
  • 不動産・金融セクターに投資したい人

注意点

  • 景気後退時に弱い傾向(2020年コロナショック時は大幅減配)
  • 値上がり益はVYMやSCHDに劣る

SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)

増配銘柄×高配当のハイブリッド、人気急上昇

項目 内容
ティッカー SCHD
経費率 0.06%
配当利回り 約3.4%
配当頻度 年4回(3月、6月、9月、12月)
構成銘柄数 約100銘柄
投資対象 10年以上連続増配 + 財務健全な高配当株

SCHDの選定基準

  1. 10年以上連続配当
  2. 時価総額5億ドル以上
  3. キャッシュフロー/負債比率
  4. ROE(自己資本利益率)
  5. 配当利回り
  6. 5年間の配当成長率

上位構成銘柄(2026年1月時点)

銘柄 セクター 比率
アッヴィ ヘルスケア 約4.5%
コカ・コーラ 生活必需品 約4.2%
ホームデポ 一般消費財 約4.0%
シスコシステムズ テクノロジー 約4.0%
ペプシコ 生活必需品 約3.8%

こんな人におすすめ

  • 配当成長も重視したい人
  • 長期的なトータルリターンを狙う人
  • VYMとVIGの中間が欲しい人

VIG(バンガード米国増配株式ETF)

増配重視、キャピタルゲインも狙える

項目 内容
ティッカー VIG
経費率 0.06%
配当利回り 約1.7%
配当頻度 年4回(3月、6月、9月、12月)
構成銘柄数 約340銘柄
投資対象 10年以上連続増配の米国株

高配当ETFとの違い

  • 配当利回りよりも 連続増配実績 を重視
  • 結果的にクオリティの高い成長企業が多い
  • 値上がり益と配当成長の両方を狙える

こんな人におすすめ

  • 将来の配当成長に期待する人
  • 株価の値上がりも重視する人
  • 長期(20年以上)で資産形成したい人

過去パフォーマンス比較

10年間のトータルリターン(2015年〜2025年)

ETF トータルリターン(年率) 配当再投資後
VIG 約12.5%
SCHD 約12.0%
VYM 約10.5%
HDV 約9.0%
SPYD 約8.5%

※S&P500(VOO)は同期間で約13%

ポイント

  • トータルリターンではVIG、SCHDが優秀
  • 配当利回りが高いSPYDは株価成長が弱い
  • 長期投資では 配当再投資 の効果が大きい

目的別おすすめ高配当ETF

高い配当収入が欲しい

順位 ETF 配当利回り コメント
1位 SPYD 約4.5% 利回りNo.1、ただし減配リスクあり
2位 SCHD 約3.4% 増配期待もあり
3位 HDV 約3.3% 財務健全な銘柄中心

バランス重視・初心者向け

順位 ETF 理由
1位 VYM 550銘柄に分散、歴史も長い
2位 SCHD 増配×高配当のバランス
3位 HDV 財務健全性で安心感

長期の資産成長を狙う

順位 ETF 理由
1位 VIG 増配企業は成長力あり
2位 SCHD 増配銘柄でトータルリターン◎
3位 VYM 安定成長

FIRE(経済的自立)を目指す

順位 ETF 理由
1位 SCHD 高配当+増配でインカム成長
2位 VYM 安定配当で生活費を賄いやすい
3位 SPYD 利回り重視なら選択肢

高配当ETF投資の注意点

1. 二重課税に注意

米国ETFの配当には、米国で10%、日本で約20%の税金がかかります。

課税段階 税率
米国源泉徴収 10%
日本の所得税・住民税 約20%
実質手取り 約72%

対策:確定申告で外国税額控除を申請すれば、米国課税分の一部を取り戻せます。

2. 新NISAの活用

新NISAの 成長投資枠(年間240万円) で高配当ETFを購入すれば、日本での課税(約20%)が非課税になります。

口座 米国課税 日本課税 手取り
特定口座 10% 約20% 約72%
新NISA 10% 0% 90%

3. 為替リスク

米国ETFはドル建てのため、為替変動の影響を受けます。

  • 円安 → 円換算の配当金・評価額が増える
  • 円高 → 円換算の配当金・評価額が減る

長期投資では為替は平均化される傾向がありますが、リタイア後に配当で生活する場合は注意が必要です。

高配当ETFの買い方

ステップ1:証券口座を開設

米国ETFを購入できる証券会社で口座開設します。

証券会社 米国ETF取引手数料 特徴
SBI証券 無料(一部ETF) VYM、HDV、SPYDが買付無料
楽天証券 無料(一部ETF) 楽天ポイントで投資可能
マネックス証券 無料(一部ETF) 米国株の取扱銘柄数No.1

ステップ2:新NISA口座を開設

成長投資枠で非課税投資するため、新NISA口座も開設します。

ステップ3:購入

  1. ドルを購入(または円貨決済を選択)
  2. 購入したいETFのティッカーを検索
  3. 数量を入力して注文

ステップ4:配当金を受け取る

四半期ごとに配当金が証券口座に入金されます。再投資するか、生活費に充てるかは自由です。

よくある質問

Q. 高配当ETFとインデックス投資、どちらがいい?

目的によります

目的 おすすめ
資産の最大化 インデックス投資(S&P500など)
定期的な配当収入 高配当ETF
FIRE後の生活費 高配当ETF

若い人は成長重視のインデックス投資、リタイアが近い人は高配当ETFという使い分けも有効です。

Q. VYMとSCHD、どちらがおすすめ?

項目 VYM SCHD
配当利回り 約2.8% 約3.4%
銘柄数 約550 約100
増配実績
トータルリターン

結論:迷ったらSCHD。ただし両方持つのもあり。

Q. 毎月配当を受け取りたい場合は?

米国高配当ETFは3月・6月・9月・12月に配当が集中します。毎月配当を得たい場合は、配当月が異なるETFを組み合わせる 方法があります。

配当があるETF例
1月・4月・7月・10月 JEPI、JEPQ など
2月・5月・8月・11月 個別株で調整
3月・6月・9月・12月 VYM、HDV、SPYD、SCHD

Q. 配当金は再投資すべき?

資産形成期は再投資がおすすめ です。配当金を再投資することで複利効果が得られます。

FIRE達成後や老後は、配当金を生活費として使う選択肢もあります。

Welvioでの活用

高配当ETFに投資したら、Welvioで配当収入を可視化しましょう。

  • ETF資産を登録:VYM、SCHD などの保有資産を追加
  • 配当収入を記録:四半期ごとの配当金を入力
  • 年間配当を集計:1年間でいくらの配当を受け取ったか一目で確認
  • ポートフォリオ管理:高配当ETFと他の資産のバランスを可視化

Welvioを使えば、FIRE達成に向けた配当収入の成長を実感しながら資産形成を進められます。

※情報は記事作成時点のものです