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指値注文と成行注文の違い|初心者向け完全比較ガイド

指値注文と成行注文の違いをわかりやすく解説。メリット・デメリット、使い分けのポイント、具体的な注文例を交えて、初心者でも迷わない注文方法の選び方を紹介します。

指値注文成行注文比較注文方法初心者向け
公開: 2026/02/08

このガイドでわかること

株式やETFを売買するとき、必ず選ぶのが 注文方法 です。代表的な注文方法である 指値注文成行注文 の違いを理解することは、投資の第一歩として非常に重要です。

このガイドでは以下のポイントを解説します。

  • 指値注文・成行注文それぞれの仕組み
  • メリット・デメリットの比較
  • 場面ごとの使い分け方
  • 初心者がやりがちな失敗と対策

指値注文と成行注文の基本

成行注文(なりゆきちゅうもん)とは

「いくらでもいいから、すぐに売買したい」 という注文方法です。価格を指定せず、そのとき市場で提示されている最も有利な価格で即座に約定します。

例: A社の株を成行で100株買い注文 → そのとき最も安い売り注文の価格で約定

指値注文(さしねちゅうもん)とは

「この価格以下なら買いたい(以上なら売りたい)」 と価格を指定する注文方法です。指定した価格に達しなければ約定しません。

例: A社の株を1,500円の指値で100株買い注文 → 株価が1,500円以下になったら約定

指値注文と成行注文の比較表

項目 成行注文 指値注文
価格指定 なし(市場価格で約定) あり(希望価格を指定)
約定スピード 速い(ほぼ即時) 遅い(条件が合えば約定)
約定の確実性 高い 低い(約定しない場合あり)
価格のコントロール できない できる
スリッページリスク あり なし
有効期限 当日中 当日〜最大30日(証券会社による)
初心者おすすめ度 ◎(わかりやすい) ○(慣れれば便利)

成行注文のメリット・デメリット

メリット

メリット 詳細
約定が早い 市場が開いていればほぼ即座に約定する
操作が簡単 価格を指定する必要がなく、初心者でも迷わない
買い逃しがない 値上がり中の銘柄でも確実に購入できる

デメリット

デメリット 詳細
想定外の価格で約定 急な値動きで予想より高く買う(安く売る)可能性
スリッページ 注文時と約定時で価格がずれるリスク
出来高が少ない銘柄は危険 板が薄い銘柄では大きく不利な価格になる場合がある

指値注文のメリット・デメリット

メリット

メリット 詳細
価格をコントロール 自分が納得した価格でのみ取引できる
冷静な取引 感情に左右されず、事前に決めた価格で売買できる
有利な価格で約定 希望価格以上に有利な価格で約定する場合もある

デメリット

デメリット 詳細
約定しないリスク 指定価格に届かなければ取引が成立しない
機会損失 少しの差で約定せず、その後株価が大きく動く場合がある
管理の手間 有効期限の管理や価格の見直しが必要

具体的な使い分けシーン

成行注文が向いているケース

  • 今すぐ買いたい(売りたい)とき :決算発表や好材料で早く買いたい場面
  • 出来高が多い大型株を売買するとき :トヨタやソニーなど板が厚い銘柄
  • ETFや個別株を定期的に買い付けるとき :毎月決まったタイミングで買い付ける場合
  • 損切りを急ぐとき :含み損が拡大しそうで、すぐにポジションを解消したい場面

指値注文が向いているケース

  • 目標価格が決まっているとき :「1,000円まで下がったら買いたい」と考えている場合
  • 出来高が少ない銘柄を売買するとき :板が薄く、成行だと不利になりやすい銘柄
  • 利益確定のとき :「1,500円まで上がったら売りたい」と事前にセットしておく
  • 忙しくて相場を見られないとき :指値を入れておけば自動で約定する

注文の具体例で理解する

ケース1:人気銘柄を買う

A社の株価が現在 2,000円 で、出来高も豊富な場合。

注文方法 注文内容 結果
成行注文 100株を成行で買い 2,001円で即座に約定(ほぼ希望通り)
指値注文 100株を1,980円で買い 株価が1,980円に下がれば約定、下がらなければ不成立

ケース2:出来高が少ない銘柄を買う

B社の株価が現在 500円 で、出来高が少ない場合。

注文方法 注文内容 結果
成行注文 1,000株を成行で買い 板が薄く、520円まで値が飛んで約定(2万円の損失)
指値注文 1,000株を505円で買い 505円以下でのみ約定し、不利な価格を回避

ポイント: 出来高が少ない銘柄では、成行注文で大きく不利な価格になるリスクがあります。指値注文で価格を守りましょう。

初心者がやりがちな失敗

失敗1:板が薄い銘柄に成行注文

出来高の少ない小型株に成行注文を出して、想定より大幅に高い価格で約定してしまうケースです。必ず板情報を確認してから注文方法を選びましょう。

失敗2:指値にこだわりすぎて買い逃し

「あと10円安くなったら買おう」と指値を入れたものの約定せず、その後株価が大きく上昇してしまうケースです。長期投資では数円〜数十円の差にこだわりすぎないことも大切です。

失敗3:寄り付き前の成行注文

前日の終値と大きく異なる価格で寄り付くことがあります。寄り付き前に成行注文を出すと、 想定外の価格で約定 するリスクがあるため注意しましょう。

その他の注文方法も知っておこう

指値注文と成行注文以外にも、便利な注文方法があります。

注文方法 概要 活用シーン
逆指値注文 指定した価格に達したら成行(または指値)で発注 損切りラインの自動設定
OCO注文 利益確定と損切りの2つの注文を同時に出す リスク管理の自動化
IFD注文 最初の注文が約定したら、次の注文を自動で発注 新規建てと決済をセットで
IFDOCO注文 IFDとOCOを組み合わせた注文 一連の取引を完全自動化

まとめ:迷ったらこう選ぶ

状況 おすすめの注文方法
確実に約定させたい 成行注文
価格をコントロールしたい 指値注文
大型株(出来高が多い) 成行注文でOK
小型株(出来高が少ない) 指値注文が安全
損切りを急ぐ 成行注文
利益確定を自動化したい 指値注文
忙しくて相場を見られない 指値注文

投資スタイルや銘柄の特性に合わせて、2つの注文方法を上手に使い分けることが大切です。

Welvioでの活用

Welvioを使えば、投資シミュレーション機能で様々な銘柄の運用パフォーマンスを検証できます。

指値注文と成行注文の違いを理解したうえで、Welvioのポートフォリオ分析機能を活用すれば、どの銘柄にいくら投資すべきかを客観的に判断できます。注文方法の選び方と合わせて、自分に最適な資産配分を見つけましょう。

※情報は記事作成時点のものです