このガイドでわかること
2026年は 世界3大スポーツイベント が同じ年に集中する極めて稀な「スポーツイヤー」です。
- ミラノ・コルティナ冬季五輪 (2月)
- WBC(ワールドベースボールクラシック) (3月)
- FIFAワールドカップ (6〜7月)
- 愛知・名古屋アジア競技大会 (9〜10月)
これだけの大型スポーツイベントが1年に集中するのは異例であり、広告・メディア、スポーツ用品、旅行・航空、放送、飲料など幅広い業界に恩恵が波及します。
このガイドでは以下のポイントを解説します。
- 2026年に開催される主要スポーツイベントの全体像
- スポーツイヤーで恩恵を受ける6つのカテゴリと注目銘柄
- 各銘柄の業績動向とスポーツイベントとの関連性
- 投資する際のポイントとリスク
2026年の主要スポーツイベント
| イベント | 開催期間 | 開催地 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ミラノ・コルティナ冬季五輪 | 2月6日〜22日 | イタリア | 16競技116種目。スキー登山が冬季五輪初採用 |
| WBC(第6回) | 3月5日〜17日 | 東京・マイアミ・ヒューストン・サンファン | 20チーム参加。前回2023年は日本が優勝 |
| FIFAワールドカップ | 6月11日〜7月19日 | アメリカ・カナダ・メキシコ | 史上初の3カ国共催。48チーム・104試合は過去最大規模 |
| 愛知・名古屋アジア競技大会 | 9月19日〜10月4日 | 愛知県(名古屋市中心に53会場) | 日本開催。41競技を実施 |
注目すべきポイント
FIFAワールドカップ2026 は従来の32チームから 48チームに拡大 され、試合数も64試合から104試合に大幅増加します。開催期間も39日間と史上最長です。これにより広告・放映権・観戦ツアーなどの経済効果が過去最大規模になると見込まれています。
愛知・名古屋アジア競技大会 は日本国内での開催であり、インバウンド需要の増加や地域経済への波及効果が期待されます。
注目のスポーツ関連銘柄
銘柄一覧
| 銘柄名 | コード | カテゴリ | スポーツイヤーで恩恵を受ける理由 |
|---|---|---|---|
| 電通グループ | 4324 | 広告 | W杯日本放映権の中核。スポーツマーケティング国内最大 |
| 博報堂DYホールディングス | 2433 | 広告 | 広告出稿増の恩恵。スポット広告・デジタル広告の需要増 |
| サイバーエージェント | 4751 | 配信 | ABEMAがスポーツ中継に積極投資 |
| アシックス | 7936 | スポーツ用品 | グローバルランニングブランド。五輪で日本代表ウェア提供 |
| ミズノ | 8022 | スポーツ用品 | 野球用品世界トップクラス。WBC関連銘柄の筆頭 |
| ゴールドウイン | 8111 | スポーツ用品 | THE NORTH FACEブランド。冬季五輪でウインタースポーツ需要増 |
| ANAホールディングス | 9202 | 航空 | W杯(北米)・五輪(イタリア)への渡航需要増 |
| 日本航空(JAL) | 9201 | 航空 | 国際線旅客需要の回復とスポーツイベント渡航需要 |
| エイチ・アイ・エス(HIS) | 9603 | 旅行 | W杯・五輪の観戦ツアー企画販売 |
| 日本テレビホールディングス | 9404 | 放送 | W杯放映権保有グループの一角 |
| TBSホールディングス | 9401 | 放送 | 25期ぶりの過去最高益。スポーツ中継の広告収入増 |
| コナミグループ | 9766 | ゲーム | 「eFootball」がW杯イヤーに大きく恩恵 |
| アサヒグループホールディングス | 2502 | 飲料 | スポーツ観戦でのビール消費増。スタジアム需要 |
| 大塚ホールディングス | 4578 | 飲料 | 「ポカリスエット」のスポーツイベント需要増 |
各銘柄の詳細
広告・メディア ── スポーツイヤーの最大の恩恵セクター
スポーツイヤーでは 広告出稿が大幅に増加 します。特にFIFAワールドカップの日本での放映権は推定350億円(前回の約1.8倍)とされ、テレビCM・デジタル広告ともに需要が急増します。
電通グループ(4324)|W杯放映権の中核
スポーツマーケティング国内最大手だが、海外事業の立て直しが急務
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 12月期 |
| 事業内容 | 広告・マーケティング・コンテンツ |
| スポーツメリット | FIFAワールドカップ日本放映権の中核。スポーツマーケティング事業は国内最大規模 |
| 強み | スポーツ関連の広告・スポンサーシップで圧倒的なネットワーク |
2025年12月期は海外事業ののれん減損3,101億円を計上し、最終損失 ▲3,276億円 と過去最大の赤字を記録しました。2026年12月期は最終利益697億円と黒字転換を見込んでいます。
スポーツマーケティング事業は国内最大規模であり、W杯・五輪・WBCの広告需要増は業績回復の追い風となります。ただし 上場以来初の無配 となった2025年12月期からの回復過程にあり、財務リスクには注意が必要です。
投資のポイント: スポーツイヤーの恩恵は大きいが、海外事業の構造改革の進捗を見極める必要あり。ハイリスク・ハイリターンの位置づけ。
博報堂DYホールディングス(2433)|国内第2位の安定感
広告業界2位。スポーツイベントの広告出稿増を着実に取り込む
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | 広告・マーケティング・デジタル |
| スポーツメリット | スポーツイベント関連のスポット広告・デジタル広告の出稿増 |
| 強み | 電通に次ぐ国内2位。デジタル領域の成長が安定 |
2026年3月期Q3累計の営業利益は286億円(前年同期比+26.3%)と好調に推移。通期の経常利益予想は430億円で、進捗率は68.7%(5年平均55.8%を上回る)と上振れの余地があります。
投資のポイント: 電通ほどのリスクがなく、スポーツイベントの広告需要増を安定的に取り込める。堅実派向け。
サイバーエージェント(4751)|ABEMAのスポーツ配信
メディア事業が10年ぶりの黒字化。スポーツ中継の配信力に期待
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 9月期 |
| 事業内容 | インターネット広告・メディア(ABEMA)・ゲーム |
| スポーツメリット | ABEMAがスポーツ中継に積極投資。W杯やWBCの配信権獲得の可能性 |
| 強み | ABEMAのメディア&IP事業が10年ぶりの黒字化を達成 |
2025年9月期は営業利益717億円(前期比+78.9%)と大幅増益でした。2026年9月期は営業利益500〜600億円と保守的な予想ですが、ABEMAのスポーツ配信が加わればさらなる上振れも期待できます。
投資のポイント: ABEMAのスポーツ中継はテレビ離れ世代を取り込む戦略的投資。スポーツ配信の拡充でメディア事業の成長が加速する可能性。
スポーツ用品 ── 五輪・WBC・W杯で直接恩恵
スポーツイベントの開催は スポーツ参加率の向上 につながります。五輪やW杯をきっかけに新しいスポーツを始める人が増え、用品メーカーの売上が伸びる好循環が期待されます。
アシックス(7936)|5期連続過去最高益の成長株
グローバルランニングブランドとして飛躍。五輪でさらなる認知拡大
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 12月期 |
| 事業内容 | スポーツシューズ・ウェアの開発・製造・販売 |
| スポーツメリット | 五輪での日本代表ウェア提供。スポーツ機運の高まりでランニング需要増 |
| 強み | ランニングシューズでグローバルブランドの地位を確立 |
2025年12月期は売上高8,109億円(前期比+19.5%)、営業利益1,425億円(同+42.4%)と 4年連続の過去最高 を更新。2026年12月期は売上高9,500億円(同+17.2%)、営業利益1,710億円(同+20.0%)と 5期連続の過去最高益 を見込んでいます。
投資のポイント: スポーツイベントの有無にかかわらず成長が続く構造。五輪・W杯はブランド認知をさらに高める追い風。
ミズノ(8022)|WBC関連銘柄の筆頭
野球用品のトップブランド。WBC開催で注目度が急上昇
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | 野球・サッカー・陸上などスポーツ用品の製造販売 |
| スポーツメリット | 野球用品で世界トップクラス。WBC・五輪・W杯すべてに関連 |
| 強み | 多競技に展開するスポーツ用品の総合メーカー |
2026年3月期Q2累計の売上高は1,265億円(前年同期比+5.8%)、営業利益は120億円(同+7.7%)で過去最高。通期は売上高2,600億円、営業利益225億円を予想しています。
WBCでは多くの選手がミズノ製品を使用しており、大会の注目度が上がるほどブランド価値が向上します。
投資のポイント: WBC関連銘柄として最も直接的な恩恵を受ける。野球だけでなくサッカー・陸上も展開しており、スポーツイヤー全体の恩恵が幅広い。
ゴールドウイン(8111)|冬季五輪関連の注目株
THE NORTH FACEブランドの成長力とウインタースポーツ需要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | スポーツウェア・アウトドアウェアの製造販売 |
| スポーツメリット | 冬季五輪でウインタースポーツ需要が増加。スキー・スノーボード用品の販売増 |
| 強み | THE NORTH FACEの国内ライセンスを保有。アウトドア市場で強いブランド力 |
2026年3月期Q2の営業利益は約70億円(前年同期比+33.5%)と好調。通期は営業利益259億円(同+18.2%)を見込んでいます。
冬季五輪の開催で スキー・スノーボードへの関心が高まり 、ウインタースポーツ用品の販売増が期待されます。
投資のポイント: 冬季五輪関連銘柄として注目。THE NORTH FACEのブランド力で中長期的な成長も期待できる。
旅行・航空 ── 渡航需要の急増
冬季五輪(イタリア)、FIFAワールドカップ(北米)、アジア大会(愛知)と、海外・国内ともにスポーツ観戦の 渡航需要が急増 します。
ANAホールディングス(9202)|国際線の王者
北米線・欧州線の需要増加でW杯・五輪の恩恵が直接的
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | 航空旅客・貨物輸送 |
| スポーツメリット | W杯(北米)・五輪(イタリア)への渡航需要増。特に6-7月のW杯期間中の北米線が期待 |
| 強み | 国内最大の航空会社。国際線ネットワークが充実 |
2026年3月期Q3累計の売上高は1兆8,773億円(前年同期比+10.3%)、営業利益は1,807億円(同+5.6%)。通期は売上高2兆4,800億円、営業利益2,000億円と堅調な予想です。
投資のポイント: スポーツイベントの渡航需要は一時的だが、インバウンド需要の回復と相まって中長期的な成長トレンドの中にある。
日本航空 JAL(9201)|全セグメント増収の好調
国際線旅客の回復基調にスポーツイベント需要が上乗せ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | 航空旅客・貨物輸送 |
| スポーツメリット | ANAと同様に国際線の渡航需要増。全セグメントで増収の好調な業績 |
| 強み | LCC(ZIPAIR)との2ブランド戦略で幅広い需要を取り込み |
2026年3月期Q3累計の売上収益は1兆5,137億円(前年同期比+9.2%)、EBIT 1,791億円(同+24.2%)と大幅増益。年間配当92円に加え、自己株式取得200億円も予定しています。
投資のポイント: ANAとの比較では、LCC展開による需要取り込みの幅広さが強み。株主還元も積極的。
エイチ・アイ・エス HIS(9603)|観戦ツアーの専門家
海外旅行専業大手として観戦ツアーの恩恵が直接的
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 10月期 |
| 事業内容 | 海外旅行・国内旅行の企画販売 |
| スポーツメリット | W杯観戦ツアー・冬季五輪ツアーの企画販売 |
| 強み | 海外旅行専業大手としてスポーツイベントの恩恵を最も直接的に受ける |
2026年10月期は売上高4,200億円(前期比+12.6%)、営業利益140億円(同+20.4%)を見込んでいます。W杯の観戦ツアーは高単価商品であり、利益率の改善にもつながります。
投資のポイント: スポーツイベントの観戦ツアーで最も直接的な恩恵。ただし業績規模は航空大手に比べて小さく、ボラティリティに注意。
放送 ── 放映権と広告収入の二重の恩恵
FIFAワールドカップの日本での放映権は電通+NHK+民放グループで確保されており、民放各局は 放映権料の負担 と CM収入の増加 の両面を考慮する必要があります。
日本テレビホールディングス(9404)|民放トップの安定感
W杯放映権グループの一角。スポーツ中継実績が豊富
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | 地上波テレビ放送、動画配信、不動産 |
| スポーツメリット | W杯放映権保有グループの一角。スポーツ中継での高視聴率がCM単価を押し上げ |
| 強み | 民放視聴率トップ。不動産・配信事業で収益の多角化 |
2026年3月期は売上高4,730億円、営業利益590億円、純利益500億円と安定成長の予想です。
投資のポイント: 民放トップの安定感に加え、W杯中継のCM収入増が期待できる。不動産事業の安定収益もプラス。
TBSホールディングス(9401)|25期ぶりの最高益
コンテンツIP事業の拡大とスポーツ中継の相乗効果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期 |
| 事業内容 | 地上波テレビ放送、コンテンツIP、不動産 |
| スポーツメリット | スポーツ中継のスポット広告収入増 |
| 強み | コンテンツIP事業が急成長。25期ぶりの過去最高益を見込む |
2026年3月期Q2累計の営業利益は154億円(前年同期比+20.2%)と好調。通期は営業利益240億円(同+23.3%)、経常利益370億円と 25期ぶりの経常最高益 を見込んでいます。
投資のポイント: スポーツ中継の広告収入に加え、コンテンツIP事業の構造的な成長に注目。放送局の中で成長性が最も高い。
スポーツビジネス ── デジタル×スポーツの融合
コナミグループ(9766)|eFootballでW杯直接恩恵
サッカーゲーム「eFootball」がW杯イヤーに最も恩恵を受ける
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 3月期(IFRS) |
| 事業内容 | ゲーム、スポーツクラブ、アミューズメント |
| スポーツメリット | 「eFootball」がW杯開催年にプレーヤー数・課金額ともに跳ねる傾向 |
| 強み | スポーツクラブ事業やeスポーツも展開し、リアルとデジタルの両面でスポーツに関与 |
2026年3月期Q3累計の営業利益は1,018億円(前年同期比+17.4%)と好調。通期は営業利益1,230億円(同+20.7%)と 増配も予定 されています(年間190.5円、前期比+25円)。
W杯開催年はサッカーゲームへの関心が世界的に高まり、eFootballのアクティブユーザー数と課金収入が増加する傾向があります。
投資のポイント: W杯関連銘柄として最もユニークな存在。ゲーム事業とスポーツクラブ事業の両方でスポーツイヤーの恩恵を受ける。
飲料・食品 ── スポーツ観戦と消費の好循環
スポーツイベントは 飲料消費を押し上げます 。スタジアムでのビール消費、自宅観戦でのドリンク需要、さらにスポーツを始める人が増えることでスポーツドリンクの需要も拡大します。
アサヒグループホールディングス(2502)|スポーツとビールの定番
スタジアム観戦・自宅観戦ともにビール消費が増加
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 12月期 |
| 事業内容 | ビール・飲料・食品の製造販売 |
| スポーツメリット | スポーツ観戦でのビール消費増。アサヒスーパードライはスポーツイベントの定番 |
| 強み | 国内ビール市場トップシェア。スタジアムでの販売ネットワーク |
2025年12月期は売上収益2兆9,500億円(前期比+0.4%)、事業利益2,900億円(同+1.7%)を予想しています(通期決算発表は2026年3月予定)。スポーツイヤーの2026年はビール需要の底上げが期待されます。
投資のポイント: ディフェンシブ銘柄としての安定性に加え、スポーツイヤーの需要増がプラスアルファ。
大塚ホールディングス(4578)|ポカリスエットのスポーツ需要
スポーツドリンクの代名詞がスポーツイヤーで恩恵
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決算期 | 12月期 |
| 事業内容 | 医薬品・栄養製品(ポカリスエット等)の製造販売 |
| スポーツメリット | スポーツ参加率の向上でスポーツドリンク需要が増加 |
| 強み | 「ポカリスエット」はスポーツドリンクの代名詞。アジアでの認知度も高い |
2025年12月期は売上収益2兆4,689億円(前期比+6.0%)、営業利益4,794億円(同+48.2%)と大幅増益でした。本業は医薬品事業が収益の柱ですが、ニュートラシューティカルズ事業(ポカリスエット等)もスポーツイヤーで追い風を受けます。
投資のポイント: スポーツ関連の直接的な影響は限定的だが、医薬品事業の安定成長+スポーツドリンク需要増で堅実な投資先。
銘柄比較表
| 銘柄 | コード | カテゴリ | スポーツ恩恵の大きさ | 直近業績 | 投資タイプ |
|---|---|---|---|---|---|
| 電通グループ | 4324 | 広告 | ★★★★★ | 赤字(回復途上) | ハイリスク |
| 博報堂DY | 2433 | 広告 | ★★★★☆ | 増益基調 | 安定成長 |
| サイバーエージェント | 4751 | 配信 | ★★★☆☆ | 減益予想 | 成長株 |
| アシックス | 7936 | スポーツ用品 | ★★★★☆ | 5期連続最高益 | 成長株 |
| ミズノ | 8022 | スポーツ用品 | ★★★★★ | 過去最高益 | WBC関連 |
| ゴールドウイン | 8111 | スポーツ用品 | ★★★☆☆ | 増益基調 | 冬季五輪関連 |
| ANA | 9202 | 航空 | ★★★★☆ | 堅調 | 安定成長+配当 |
| JAL | 9201 | 航空 | ★★★★☆ | 大幅増益 | 安定成長+配当 |
| HIS | 9603 | 旅行 | ★★★★★ | 増益基調 | 観戦ツアー直結 |
| 日本テレビ | 9404 | 放送 | ★★★☆☆ | 安定成長 | ディフェンシブ |
| TBS | 9401 | 放送 | ★★★☆☆ | 25期ぶり経常最高益 | 成長株 |
| コナミ | 9766 | ゲーム | ★★★★★ | 増益+増配 | W杯関連 |
| アサヒGHD | 2502 | 飲料 | ★★☆☆☆ | 微増収 | ディフェンシブ |
| 大塚HD | 4578 | 飲料 | ★★☆☆☆ | 大幅増益 | ディフェンシブ |
スポーツイベントの投資タイムライン
スポーツ関連銘柄への投資では イベントの時期に合わせた投資タイミング が重要です。
| 時期 | イベント | 注目銘柄 |
|---|---|---|
| 1〜2月 | 冬季五輪の盛り上がり | ゴールドウイン、アシックス |
| 2〜3月 | WBCの開催 | ミズノ、放送各社 |
| 4〜5月 | W杯への期待感が高まる | コナミ、電通、広告各社 |
| 6〜7月 | W杯開催期間 | 航空(ANA・JAL)、HIS、飲料各社 |
| 8〜9月 | アジア大会への期待 | アシックス、ミズノ |
| 9〜10月 | アジア大会開催 | 広告、放送、飲料 |
「噂で買って事実で売る」に注意
スポーツイベント関連銘柄は 「イベント前に株価が上昇し、イベント開始後に下落する」 パターンが見られることがあります。過去のW杯開催年でも、大会前に関連銘柄が盛り上がり、大会後に株価が落ち着くケースがありました。
投資する際のポイント
スポーツ関連投資の考え方
スポーツ関連銘柄は、恩恵を受ける メカニズムの違い で3つに分類できます。
| メカニズム | 説明 | 該当銘柄 |
|---|---|---|
| 広告・放映権の恩恵 | スポーツイベントの放映権・広告出稿増で収益増 | 電通、博報堂DY、日本テレビ、TBS |
| スポーツ参加率の向上 | イベントをきっかけにスポーツを始める人が増え、用品が売れる | アシックス、ミズノ、ゴールドウイン |
| 渡航・観戦需要の増加 | 海外開催のイベントへの渡航需要、観戦時の消費増 | ANA、JAL、HIS、アサヒGHD |
投資する際の注意点
-
イベントの一過性に注意 :スポーツイベントの恩恵は基本的に一時的です。イベント終了後に業績が元に戻る銘柄と、構造的な成長が続く銘柄を区別しましょう。アシックスのように本業の成長が強い銘柄は、イベント後も成長が続く可能性が高いです
-
放映権料のコスト負担 :放送局にとって放映権はコストでもあります。高額な放映権料を支払う一方でCM収入がどれだけ上回るかがポイント。日本代表の成績によってCM収入が大きく変動するリスクもあります
-
為替リスクの考慮 :海外でのスポーツ用品販売や海外旅行需要は為替の影響を受けます。円安は海外売上の円換算でプラスですが、渡航コストの増加で旅行需要が減退するリスクもあります
-
日本代表の成績リスク :日本代表が早期敗退した場合、広告効果や視聴率が想定を下回り、関連銘柄の株価が下落するリスクがあります
-
分散投資を心がける :スポーツ関連銘柄だけに集中投資するのではなく、ポートフォリオの一部として組み込むことが重要です
こんな人におすすめ
| 投資スタイル | おすすめ銘柄 |
|---|---|
| スポーツイヤーの恩恵を最大限狙いたい | ミズノ、コナミ、HIS(直接的な恩恵) |
| 成長株として中長期で保有したい | アシックス、TBS(構造的な成長力) |
| 安定配当も欲しい | ANA、JAL、博報堂DY |
| ディフェンシブに構えたい | アサヒGHD、大塚HD、日本テレビ |
| ハイリスク・ハイリターンを狙いたい | 電通グループ(回復途上) |
Welvioでの活用
Welvioを使えば、スポーツ関連銘柄をポートフォリオに組み込んだ際の資産配分バランスを確認できます。
スポーツ関連銘柄は広告・スポーツ用品・航空・放送・飲料と幅広いセクターにまたがるテーマです。特定のイベントやセクターに偏りすぎると、イベント終了後やテーマの一巡でリスクが集中します。Welvioの資産配分分析機能を活用して、セクター分散・テーマ分散のバランスを確認し、スポーツイヤーの恩恵を効率よく取り込むポートフォリオを構築しましょう。